もちろん、コイルの種類によって値は異なるが、数十mΩほどの低抵抗のものから数百Ωにも達する高抵抗のものまで存在する。 また、一般的にコイルのインダクタンスLとしての性能の良さを表わす要素としては、Q値(Quality Factor)が用いられる。 l は、コイルの形状、巻数、媒質などによって決まるコイル固有の値である。 第1図 インダクタンスの種類 また、同図(b)のように、回路A(B)に流れる電流がつくる磁束の一部が他回路B(A)と鎖交するために起こる電磁誘導現象を 相互誘導作用 という。

空芯コイルを計算する場合には「長岡係数を指定」を、有芯の場合は「パーミアンス法」を 推奨します。(パーミアンス法の詳細は関連リンク「ソレノイドコイル磁心の見かけの…」参照) 計算式(mはメートル): インダクタンス(「長岡係数を指定」選択時) このページでは、相互インダクタンスについて、初心者の方でも解りやすいように、基礎から解説しています。また、電験三種の理論科目で、実際に出題された相互インダクタンスの過去問題の求め方も解説しています。相互誘導と相互インダクタンス相互誘導作用相 11.1 自己インダクタンスと相互インダクタンス 149 コイルの接続 図11.2に示すように,自己インダクタンスがl1,l2 の2つのコイルを,直列に接続した場 合(左図),及び,並列に接続した場合(右図),2つのコイルからなる系の自己インダクタン コイルに電圧を印加し電流を流すと磁束というものが発生 します。これは磁石の磁束と同じものです。 この磁束は外部の電源を切り離してもそのまま残ります。このことはコイルに電流を流すことでコイルが磁化された ことを意味します。 周知のとおり、抵抗、コンデンサ、コイルなど受動部品の製品ラインアップは、特殊なものを除き、jis規格で定められたe6、e12、e24、e96などのe系列標準数列にのっとって値が定めれている(表1)。 ソレノイドコイル(円筒状単層空芯コイル、密着巻き)における巻き数、寸法(直径、長さ)、インダクタンスの関係を計算します。 長岡係数は第一種完全楕円積分、第二種完全楕円積分で定義された理論式から算出しています。 電磁誘導作用によりコイル内に起電力が誘導される。この現象を自己誘導作用といい、コイル自身に生じる起電力の大きさを表す量を自己インダクタンスという。自己インダクタンスの記号にはlを用い、単位にはh(ヘンリー)を使います。

電気回路を理論から、やさしく解説しています。わかりやすくを目指して説明していきたいと思っています。電気の勉強を始めると、たくさんの公式が出てきます。それらの公式の使い方を理解をするには、実際の問題を解くことが理解の早道だと思っています。